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シンガポールで人気のスマートフォンアプリ

日本と同じく、シンガポールでも電車の中で人びとは、ずっとスマホを見ています。
画面をのぞいてみると、動画を見ているか、ゲームをしているかぐらいなのですが、
生活のシーンによって利用目的、利用方法が異なるのがスマートフォンの特徴です。
そこで、今回は、シンガポールで人気、シンガポールで生活するには欠かせないスマートフォンアプリを、
今回も、TAMSAN編集部の主婦Y(シンガポール在住3年目)が、お届けいたします!

日本・シンガポールのスマートフォン普及率

スマートフォンアプリのご紹介の前に、まずはスマートフォンの普及率から。
ご存知の通り、シンガポールは世界でもNo.1、2を争う普及率です。
smartphone

ASCII.jpの記事によると、2013年の両国の普及率は、
日本:25%
シンガポール:72%
となっています。

日本の普及率は先進国中、最下位だそうです。

いまさらですが、シンガポールでは、フィーチャーフォン(日本で言うところのガラパゴス携帯)はあまり見かけませんし、
iPadなどのタブレットを利用している人も、日本より多く感じます。

ただし、シンガポールでは、ブラックベリーのセキュリティが高いことを理由に、
プライベート=スマートフォン、ビジネス利用=ブラックベリーの2台持ちのビジネスマンが多いのも特徴ではあります。

シンガポールで人気のアプリ

では、シンガポールでよく使われる、人気のアプリをいくつかご紹介いたしましょう。
これからシンガポールに進出される方は、必見です。要インストールです。

地図アプリ 『gothere.sg』

gothere1
このアプリは有料で、4.98ドルです、
わたしが数々の地図や乗り換え案内アプリを使用した中で、一番使い勝手の良いアプリです。
gothere2

バス移動、電車(MRT)移動の場合、
また、タクシーの場合と車での移動の場合の4種類が、一度に確認できます。
また、地図画面で道路上に表示してあるバス停のマークをタッチすると、
そのバス停で利用可能なバス番号を確認でき、
さらに、番号をタッチすれば、そのバスがあと何分で到着するかがわかります。

  • iOS
  • Android
  • 向けに、提供されています。


    TAXIブッキング アプリ 『GrabTaxi』

    grabtaxi1
    シンガポールのタクシーは、日本と比べて、乗車料金が安く、多くの人がタクシーを利用しています。
    が! タクシースタンドは、長蛇の列であったり、タクシー自体が全然来なかったりで、困ることが多く、
    また自宅など、タクシースタンドのない場所では、もちろん、呼ばなければタクシーは来てくれません。

    なので、シンガポールでは、アプリを使ってタクシーを呼ぶことが非常に多いのです。

    grabtaxi2

    TAXI会社提供のオフィシャルアプリ『ComfortDelGro Taxi Booking』が、最もポピュラーですが、なかなかブッキングできないこともしばしば。

    そこで登場したのが、このGrabTaxiです。
    このアプリは、現在地と目的地を入力すると、現在自分の近くにいるすべてのタクシー情報が表示され、
    空いているタクシードライバーから直接返事が来ます。
    そのタクシーが後どれくらいで迎えに来るかや、そのタクシーの現在地もわかります。

    何よりシティエリアでは、非常にブッキングし易いので、大変お勧めです。

    もちろん、こちらも、

  • iOS
  • Android
  • 向けに、提供されています。


    グルメ アプリ 『foodpanda』

    foodpanda1

    シンガポールは、外食文化の国で、
    朝はコーヒーショップやフードコートで食べる人が多く、
    昼は、お弁当という文化はほとんどないので、ほぼ外食となります。

    Foodpandaは世界の27カ国で展開している出前サイトで、
    登録している場所や、現在地で出前可能な店舗の内、現在営業中の店舗の一覧が表示されます。

    foodpanda2

    ユーザは、メニューから好きなモノを注文するだけ。
    店舗ごとの宅配料金や最小注文料金がひと目で確認できるので、とてもわかりやすく便利です。

    Android端末ユーザも多いシンガポールなので、こちらも、以下のとおり、両OSへ対応しています。

  • iOS
  • Android
  • シンガポールならではなアプリ

    ここからは、シンガポールならでは!のアプリをご紹介します。

    ヘイズ チェックアプリ

    hazesg1

    シンガポールでは、自然災害というものがあまりありません。
    例えば、地震は起きないし、台風も来ません。山がないので、噴火も起きません。
    しかし、毎年、ヘイズには悩まされています。

    ヘイズとは、インドネシアで行われる焼畑農業が原因となって起こる煙害です。
    海を越えて、その煙は日本でも近年問題となっている微小粒子状物質(PM2.5)を含んだまま、シンガポールまでやってきます。
    そして、毎年インドネシアの乾季である4月から10月にかけて悪化します。

    hazesg2

    この大気汚染の指標としてPSI(大気汚染指数)が用いられており、
    このアプリは、現在や過去24時間のPSIを確認できます。
    PSIは数値により5段階に分かれており、色の違いによりひと目で分かるようにもなっています。
    上の画面の数値ですと、”不健康な大気状態”を表していますので、
    健康な人でも、長時間または精力的な屋外での肉体的活動は減らすべきという状況です。

    ここで紹介のアプリは、iOS向けのみですが、
    Haze@SG」や「SG PSI」など、Android向けアプリももちろん存在しています。


    お天気アプリ 『Singapore Rain Map』

    sgrain1

    シンガポールは、熱帯雨林気候ですので、雨がよく降ります。
    とはいえ、1日中降るのではなく、スコールのような感じで、ザーッと短時間に降ることが多いです。
    急に空が黒くなったかと思ったら、間髪入れず強烈な雨が降り出します。

    sgrain2

    このアプリは、シンガポールで雨の降っているところを教えてくれます。
    起動すると、地図上に30~40分前から現在の雨の降る場所の移り変わりが表示され、
    さらに、起動していない状態でも、自分のいる現在地の近くで雨が降り出したら、
    メッセージが送られてきますので、雨が近づいているのが分かるようになっています。

    このアプリも、残念ながら、iOS向けのみ


    待望のシングリッシュアプリ 『Hosay!』

    hosay1

    皆さん、シングリッシュという言葉はご存知でしょうか。
    シンガポールの公用語は4つありますが、その中でも公的機関や多くの場所で使われているのは英語となります。
    たくさんの人が上手に英語を話しますが、そこにはやはり”訛り”が出てきます。
    日本の英語にも特徴があるように、シンガポールの英語も、中国語やマレー語が混ざったりして、
    オリジナルな言葉が作られたりしていますので、それを、シングリッシュと呼んでいます。

    hosay2

    シンガポールに住む外国人は多く、シングリッシュには馴染みがありませんが、
    日常で使われるこのシングリッシュを紹介したアプリがこちらです。
    使われる頻度の高い言葉が、シチュエーション別に分かれて載っており、
    画面をタッチすると、実際の発音が聞けたり、その言葉の説明が読めます。

    例えば、Miloという飲み物がありますよね。
    日本ではミロと言いますが、英語ではマイロと呼びます。
    そして、シンガポールでは、マイロに次のような種類があります。
    マイロ・ダイナソー(恐竜)、マイロ・ドラゴン(龍)、マイロ・ゴジラ(日本のゴジラのことです)

    マイロ・ダイナソーは、冷たいミロの上にミロの粉がトッピングしてあります。
    マイロ・ドラゴンは、ホイップクリーム乗せ、マイロ・ゴジラは、アイスが乗っているというものです。
    これは、旅行者はもちろんのこと、住んでいる外国人にもなかなか違いがわかりませんよね。
    まあ、大人はそんなにミロなんて飲まないよ 笑、という意見は置いといて、
    こういったシングリッシュをいろいろ学ぶことができるのです。

    iOS向けに提供されています。
    ※リンククリックで、iTunes起動します


    シンガポールでお住まいの方、シンガポールへ進出、出張を予定されている方、
    今回紹介したアプリを利用して、シンガポールを楽しんでください。