TAMSAN BLOG
【シンガポールのウェブメディア】主要なニュースサイトをまとめた
「シンガポールで記事広告を出したい」
「ローカルに響くバナー広告は、どのサイトへ出すのが最適か教えて欲しい」
「そもそも、シンガポールのメジャーなサイトってどこ?」
シンガポールのメディアのことを聞かれる機会が多く、毎回まとめるのが大変なので、
ジャンルごとに一度整理をしてみることに。
今回は、その第1回目!
人気のニュースサイトをリスト化してみた
シンガポールは日本と異なり、電車やバスの中にゴシップ雑誌の広告が並んでいたり、朝のテレビでワイドショーが流れることはない。
ぼーっと過ごしていると、シンガポール国内のニュースから隔絶されてしまい、焦る。
ローカルスタッフに「Bishanで大蛇が出たの知ってる?」などと聞かれると、さらに焦る。
シンガポールのウェブマーケティングの基礎知識としても当然必要ながら、
まずもって、シンガポールに居ながら、シンガポールで起きてることを知らないのはまずいので、
役立つ情報のキャッチアップからローカルスタッフとの雑談ネタ収集まで、ニュースサイトをリスト化してみた!
まずはここから。主要10サイトを知ろう!
その前に、まずはシンガポールのメディア事情について説明しよう。
シンガポールでは2013年6月以降、オンライン上でのニュース配信サイトにライセンス制が導入されている。
政府のメディア開発局(MDA)からライセンス取得をしなければならないのは、
「シンガポール国内の情報を発信」しており、「国内からの月間ユニークビジター数が5万を超える」サイトを運営する場合。
施行当時、対象となったニュースサイトは10サイトあった。これが、現在のシンガポールにおける主要サイトであるとも言えるので、
まずはその10サイトを、一気に紹介しよう!
1. asiaone –asiaone.com–
情報量やプラットフォームの充実度が高いことで人気なのが、asiaone。
幅広い視点と膨大な情報量の国内外のニュースを配信しており、オンラインニュースサイトとして確固たる地位を築いている。
特徴的なのは、PCだけでなくタブレットやスマホにも力を注いでおり、賞をとっている点。
確かにスマホアプリはシンプルなデザインで見やすい。
運営はSPH。
2. THE STRAITS TIMES –straitstimes.com–
シンガポール国内で最も人気のある新聞のオフィシャルサイトである。質の高いニュースや分析、論評に定評があり、エリート層に好まれる新聞である。ロゴのブルーを基調とした落ち着きのあるサイトデザインである。
運営はSPH。
3. The Business Times –businesstimes.com.sg–
経済や金融、投資関連の情報を中心に情報発信しているニュースサイト。日本でいうところの日本経済新聞のような位置づけか。
運営はSPH。
4. 联合早报网 –zaobao.com.sg–
中国語コミュニティの中で、最も多くの人々に読まれている新聞のオンライン版。中国語による国内最大のオンラインニュース配信サイトでもある。 国内だけでなく、海外の情報も積極的に配信している。
運営はSPH。
5. www.omy.sg –omy.sg–
シンガポールで初めての英語と中国語が混在したエンタメサイト。ただし、メインは中国語。イベントやレストラン、ライフスタイルを中心としたニュースで構成されている。主に中国の出版物からのニュースコンテンツを動画やブロガーを使って紹介。
運営はSPH。
6. STOMP –stomp.com.sg–
市民目線でニュースをピックアップし配信している、三面記事系の サイト。イベントやエンタメ情報にも強いため、シンガポーリアンとの雑談の際にはもってこいの話題を提供している。
運営はSPH。
<li>ターゲット層:15-39歳
</li>
7.THE NEW PAPER –tnp.sg–
THE NEW PAPERのオンライン版。エンタメやスポーツに強いらしいが、ユーザに優しくないサイトで、アプリもなく、これだけのアクセス数があるのに、大変もったいない。
運営はSPH。
<li>ターゲット層:15-39歳(?)</li>
<li>
ページビュー:188万
</li>
<li>ユニークユーザー:48万人</li>
<li>新聞の発行:あり</li>
<li>スマホアプリ:なし</li>
8. Channel News Asia –channelnewsasia.com–
放送業界の主であるメディアコープによるオンラインニューサイト。同名のニュース番組の知名度は非常に高く、シンガポール国内外で多くの視聴者をもつ。多角的な視点と膨大な情報量から充実したサイト内容を誇っている。
9. TODAY –todayonline.com–
SPHとメディアコープの無料日刊紙統合により残ったTODAYのオンライン版。アジア、世界の最新ニュースからエンタメ、スポーツなど幅広い分野を網羅。国内での無料紙の配布とは別に、オンライン上で広告を含めた紙面のPDFを配布しており、太っ腹な媒体である。
10. Yahoo News –sg.news.yahoo.com–
言わずと知れたヤフーのシンガポール版。主要10サイトうち9つをSPHとメディアコープが締める中、唯一の完全民間媒体である。
シンガポールの基本的なニュースはこの10サイトを網羅しておけば間違いないだろう。
読めないけれど知っておこう!他言語のニュースサイト
シンガポールは、中華系、マレー系、インド系と多民族国家である。英語と中国語以外のサイトもご紹介したい。
Ⅰ. Berita Harian –beritaharian.sg–
シンガポールのマレー語の新聞であるBerita Harianのオンライン版。アプリも持っており、会員登録すれば、紙媒体の内容を一部、見られる模様。
Ⅱ. Tamil Murasu (Singapore) –tamilmurasu.com.sg–
シンガポールのタミル語 tamilmurasuの新聞のオンライン版。コチラに関しては文字通り、一文字も読めなかったため、詳細は不明。
今後に期待。シンガポーリアンとの共通の話題に!
オンライン媒体としてはまだまだだけれども、今後に期待したい2紙をご紹介したい。この2紙の内容を網羅しておけば、シンガポーリアンの老若男女との会話に詰まることはないだろう。
i). My Paper –mypaper.sg–
有名な無料日刊紙のオンライン版。ローカルスタッフが必ずMRTで貰ってくる、英語と中国語の2言語で構成されている新聞。
紙媒体がメインのため、オンライン版は充実した内容とは言いがたいが、紙媒体がそのままアップされているので、新聞の形状が好きだという方には向いている。
ii). 新明日報 –blog.omy.sg/shinmin–
中国語のゴシップ紙。シンガポーリアンの友人宅を訪問すると部屋の隅っこにうずたかく積まれていたりする。
中国語がわからない筆者でも思わず手に取ってしまう、目をひく写真とキャッチコピーで大人気のゴシップ紙。
翻訳サイトを使ってでも読みたくなるような見出しが並ぶが、残念ながらオンライン版は無いらしい。
次回は、ファッション系サイトのまとめをご紹介する予定。乞うご期待。
▼参考サイト
http://www.sph.sg/pdf/Mediapedia/2nd/SPHMediapedia_OnlineDisplay_03.pdf