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【日本→シンガポール】入国&14日間の自宅隔離(SHN)レポート

はじめまして、2020入社の新卒ウェブディレクターの半田です!!
2020年11月11日の夕方、シンガポールへ単身、入国しました。

新型コロナウイルスによる入国制限が続くなか、
今回、新規EP申請者のシンガポール入国&自宅隔離(SHN)をレポートします。

↓ざっくりした概要です。

* 入国&SHN期間:2020年11月11日(夕方)〜11月25日(正午)
* 日本 → シンガポール
* EP保有 / 20代
* 11月11日(水) SQ637搭乗:NRT 10:10am → SIN 5:00pm

11月11日時点での、両国のコロナ状況
日本:全国で1,500人くらいで増加傾向
シンガポール:18人(10月以降は平均10人/日程度を維持)

※11月20日以降、日本での新型コロナ拡大(2,000人超)の影響でシンガポール入国時の自宅隔離NGに。

出国前準備

シンガポールの入国には、シンガポール政府(MOM)の入国許可を得る必要があり、
EP保有者は、シンガポール政府へ入国許可の申請を行う必要があります。
しかし、必ずしも申請が承諾されるとは限らず、承諾されない場合もあるそうです。

出国までに揃えておく必要書類

* Entry Approval Letter(入国申請許可証)
* MOMとのEmailやり取りのコピー
* 自宅(隔離先)の住所証明
* Health Declaration (出国の3日前くらいからオンライン申請できます)

※私は、新規のEP取得者だったため、上記の他に、
In-Principle Approval letter(EPの許可証)と英文の卒業証明書が必要でした。

出国@成田国際空港

出国当日は、日本でのコロナ感染者増加に伴い、空港で臨時の検査などを想定して、
出発の2時間半前に到着していましたが、特に何もありませんでした。

空港は、人影はまばらで職員の方のほうが多い印象を受けました。
そして、出発便の掲示板には欠航が目立ちます。

カウンターでのチェックイン時には、まず検温があり、
その後、パスポートの他に前述の必要書類を提示する必要がありました。
※各資料は電子ファイルではなく、コピーして紙で持参するのが良いと思われます。

チェックインを終えたら、出国ゲートへ向かいます。
搭乗前にもきちんと検温します。

●機内搭乗

ゲートから搭乗口の間に、コロナ対策用のキットが置かれており、1人1つ受け取ることができます。

キットの中身は、
・不織布マスク x1
・アルコールジェル(50ml) x1
・座席前の画面を拭く用の除菌シート x1

また、機内の搭乗人数は十数名程度で、
1列に1人のような配置で座席を割り当てられてました。

コロナ仕様の機内のアナウンスも終わり、
晴天のなか、シンガポールへ向けて、いざ出発!

入国@チャンギ国際空港

8時間のフライトを終え、チャンギ国際空港へ到着。
機内で会社から支給されていたSIMカードへ切り替え、イミグレーションゲートを目指します。
日本と同様、こちらも閑散としており、職員の方のほうが断然多かったです。

●イミグレーション

ゲート付近に到着すると、たくさんのパーティションが並べられており、
Health Declarationの案内が書かれていました。
入国前にやっておかない人も、案外多いのかもしれません。

ゲートにて、事前に準備していた書類とパスポート、旅券を提出し、チェックを受けます。
すると、まさかのHealth Declarationの記入方法が違うとやり直しに…

近くにいた別のスタッフの方が、すぐにiPadで対応してくれたので、
特に問題なく、再チェックを通過できました。

書類のチェックが終わるとICA(入国管理局)のカウンターへ案内され、
再度、書類のチェックと自宅(隔離先)、電話番号の確認をされます。
※シンガポールの電話番号が必要ですので、これから初入国される方は番号付きプリペイドSIMなど事前に購入されておくと良いと思います。

確認が完了するまで、ICAカウンターの隣のソファで待機し、
名前が呼ばれると、やっとゲートの外へ出られます。

※イミグレーションゲート付近は写真NGだそうです。

●隔離者用のデジタルウォッチ

イミグレーションゲートを出ると、ゲートの目の前にある即席コーナーで
防護服姿の職員の方に、隔離者用のデジタルウォッチを装着され、充電器や説明書を受け取ります。
このデジタルウォッチは、小さなネジで固定され、自分では外せず、
隔離開始から14日間、何をするにも一緒です(笑)

●自宅まで

デジタルウォッチを装着し、スーツケースを受け取るとタクシーの予約待機所に案内され、
タクシー予約手順の記載された紙を受け取ります。
記載の手順に沿って、政府指定のタクシー会社さんに電話をして、名前と行き先(隔離先住所)を伝えます。
予約完了すると、予約番号、運転手、車種、車のナンバー、到着予定時刻の記載されたSMSが届きます。

※予約番号はSWAB TESTにも使用するため、SMSは削除しない、またはメモを取っておくことをおすすめします。

数分すると、SMSでタクシー到着の通知が来て、職員の方がタクシーまで案内してくれます。

防護服姿の運転手にタクシー代(SGD200)を手渡し、自宅まで向かってもらいます。
※タクシー代はクレカ支払いだと+10%の費用がかかるので、キャッシュがお得!

自宅隔離(SHN)開始

無事に自宅へ到着。
部屋には会社の方から日本食の差し入れが!!

隔離先到着後、1時間以内にやらないといけないのが、デジタルウォッチのアクティベートです。
説明書に記載の手順で、アクティベートを行います。

●Homer App

入国から2〜3日後、MOMよりHomer Appの案内のSMSが届きます。
記載の手順に沿って、アプリをダウンロードし、設定を進めます。
隔離期間中はこのアプリを常時起動して、位置情報が分かるようにして、
毎日決まった時刻に体温や顔写真を撮影し、送信する必要があります。

しかし、私の場合は、設定完了後、なぜかログインが拒否され、
アプリを使用できなくなるという事態に陥りました。

MOMへ連絡をすると、事態を理解していただけなく、
手順を繰り返せと言われるばかりで、結局、SHN終了まで解決しませんでした。

その代わりに、FWMOMCareというアプリで毎日体温を報告するようにしていました。
※後日(隔離終了2日前)、MOMの職員が訪問してきた際に、
Homer Appの認証ができず、使用できない件について尋ねると、
FWMOMCareで報告すれば問題ない、と仰っていただきました。

●自宅隔離生活

隔離生活中は、日中は在宅ワークを行っていたので、
やることがなく暇になるということはありませんでした。
食事はデリバリーを注文して、食べたいものを食べたいときに頼めます。
デリバリーの料理はドアの前に置いてもらうことができるので、接触せずに受け取ることができます。

また、他のブログなどで拝見していた、MOMから毎日電話が来るということも、
なぜか、私の場合はなく、14日間で2,3回しか電話はありませんでした。

唯一辛かったのは、向かいのコンドのプールでのんびり泳いでいる人を見ることでした。(外に出たい欲が高まる!)

●SWAB TEST

隔離10日目にMOMからSWAB TEST(PCR検査)の案内が来ました。
日時と検査場所が記載されたSMSが届き、空港から自宅までの移動に使用した政府指定のタクシー会社さんへ連絡するようにとの指示が書かれています。

タクシー会社さんへ連絡する際に、空港からの送迎時の予約番号が必要になるので、SMSを見返しておくと便利です。
※SWAB TESTの送迎費は初回に支払ったSGD200に含まれています。

SWAB TESTは学校の敷地内の仮設テントのようなところで行われており、
同時期に入国したであろう人たちが数人、並んでいました。
検査はスムースに終わり、行きと同じタクシーに乗り、帰宅します。
※検査費用は事前に、勤務先企業に請求が届きます。(SGD186)
※また、検査場は撮影禁止だそうです。

検査結果は翌日にSMSで連絡が来ました。
私の場合は、結果は陰性で以下のようなメッセージが届きました。

自宅隔離(SHN)終了

隔離13日目のお昼過ぎくらいに、MOMの職員の方が5人くらいで隔離先の自宅へやってきて、
身分証の確認と部屋にいるのが1人だけかという確認を受けました。
(ドア開けたら5人もいて、なんか悪いことでもしたかなと思いました笑)

そして、隔離生活は翌日の昼12時までで、それまでは絶対に外へ出てはいけないという話をされました。
また、同日(隔離13日目)の夕方に、MOMから隔離(SHN)終了時刻の明記されたSMSが届きました。

●デジタルウォッチ解除〜SHNからの開放

隔離14日目、昼の12時になり、晴れて自由の身に!と思ったのですが、
隔離(SHN)終了後はすぐに、デジタルウォッチを解除しに、指定の日時に、所定の施設に行かなければなりません。

施設の場所は、シンガポールのNorth AreaにあるYishunという地域にありました。(けっこう遠いです、、)
施設にて、無事にデジタルウォッチを解除してもらい、
ようやく隔離生活が終了になりました。(腕が軽い!)

14日間、部屋から出られないという貴重な体験をサポートいただいた会社の方々に感謝しつつ、
これからのシンガポール生活を楽しんでいきたいと思います!

※こちらのレポートは、あくまでも私の場合の事例なので、
参考程度にご覧いただけたら幸いです、
また、新型コロナウイルス関連の最新の情報は
シンガポール政府のサイトにてご確認ください。